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社長インタビュー

生活も仕事もトライアスロンも、無理しない。
自分の身体に感謝して今の生活を送り続ける

多忙なベンチャー企業の社長として会社を先導しながらも毎年アイアンマンに出場し、結果も出しているシーオス社長・松島聡。
社員には「松島さん」と呼ばれ、社長の人柄で入社を決めたという社員も多い。ただしあくまでその生き方は自然体。その姿勢はどこから来るのか――インタビューで何度も出てきた言葉は「無理しない」だった。

松島 聡

――松島さんは毎日忙しいはずなのに、いつもどこか余裕があるような雰囲気で、ベンチャー企業の社長特有のギラギラ感があまり感じられない気がします。普段はどんな生活を送っているのですか。

平日は朝5時半に起きます。2パターンあって、スイムスクールがあるときは5時に起きて、6時、もしくは7時くらいには家を出ます。スイムがないときはまずメールチェックと日経・朝日新聞を読んで、6時半から一時間ランニングに出かけます。駒沢公園で往復10kmをサクッとこなして、シャワーを浴びてから朝食をとります。朝食は日本の伝統的な和食形式で、納豆とヨーグルト、コーヒーは欠かせませんね。
そこから会社に行って、ランチには社内のケータリングサービスで日替わり味噌汁とフルーツを必ず頼みます。あべよしこさんのおうちごはんはいつもおかずが違って、体にいいものばかりです。
取引先との会合や仕事のアポが長引かなければ定時の18時に会社を出て、恵比寿のコナミで2kmスイムを泳ぐか、コンディショニングをしたり運動をしてから夕食です。たまには飲みに行きますが、基本的に夜はおかずだけでご飯は食べません。

社員と同じ机で社内ケータリングランチを取りコミュニケーション

――とても健康的な生活を送っていますよね。さらに、毎年アイアンマンにも出場していますよね。

2015年で4年目です。初出場はアイアンマン・カナダでしたが、「もう二度とやりたくない」と思いました。地獄でしたね。それまではオリンピックディスタンスに出場してもとにかくスピードや順位を重視していて、どれだけ早く走れるか、順位が上がるかしか考えていませんでした。でもアイアンマンは距離も時間も長いので、瞬発力ではどうにもならないのです。
それでも3日後には「またやりたい」と思えたのです。アイアンマンは、完走することに意味があるレースです。完走するためには、家族、妻、一緒に働く人、そして自分の健康など、色々なことに感謝しなくてはいけない。自分の健康な体に感謝するということは、自分の体を労わらなくてはいけません。自分の仕事も健康が全てで、健康でないと何もなりません。
アイアンマンがとても贅沢なスポーツなのだなと思うようになってからは、自然と食べ物も体にいいものを選ぶように徐々に変わっていきました。いわゆるエンデュランス(持久力)スポーツは無理しても乗り越えられないことが分かって、自分の考え方も変わっていきました。

――そもそも松島さんがトライアスロンを始めたきっかけは何だったのですか?

運動を始めたきっかけは、29歳でシーオスを立ち上げてから毎日忙しく、とうとう35歳で体調が悪化したことです。不整脈で血液成分検査も引っかかり、医者に「一生懸命やるのは止めなさい。何もかも忘れられるスポーツをやりなさい」と言われたのです。
それがきっかけで走るようになって、「自分を追い込んでいるときは仕事のことを忘れて頭がスッキリしていいもんだなぁ」と。当時人生でやり残したことが一つは英語、もう一つが水泳でした。25m泳ぐのがやっとだった自分を克服したくて、一年後にトライアスロンに出ようという目標を立てました。元々走っているし、自転車も好きだったので楽しそうだと思ったのがトライアスロンとの出会いです。そこから練習して、3カ月で1,500m泳げるようになりましたよ!


――それはすごい!今はライフワークバランスも理想的な状態のように思えるのですが、そうすると以前はあまり健康的ではない生活だったんでしょうか?

外資コンサルタント時代はとにかくがむしゃらに働いていました。勝ち続けることしか考えていなかったですし、シーオスの立ち上げ時代も、家族との時間が取れないほど毎日忙しかったです。運動を始めてから止めましたが、当時はタバコも吸っていました。「24時間365日戦えますか」状態で、夜中にどれだけお酒を飲んでも翌日元気でいられるか、が元気のバロメーターでした。

――本当に真逆だったんですね。よくそれまでの生活を、今のようなライフスタイルまで変えられましたね。

今は家族でスポーツもやりますよ。大学2年の長女と2km泳いだり、以前は大学1年の長男とよくサッカーをしていました。手の空いているときには、家庭での洗濯や料理、洗い物なども自然にやります。
そう考えると、ちょうどアイアンマンに出場したことと、ライフスタイルや経営方針が変わった時期は重なりますね。自然には勝てない、自分は大したことないちっぽけな存在だと感じてからは徐々に変わっていきました。経営でも、「どうだすごいだろう」というのは個人の満足にしか過ぎません。アイアンマンで培った無理しない姿勢が、そのまま自分自身に深く浸透したんでしょうね。


――両極端な生活を送ってきて、今周りを見ていて思うことなどはありますか?

「みんな、無理しているなぁ」と思います。取引先もそうで、無理な要望を言われたり考えが間違っていると思ったら、私は直接相手に言います。日本人は世界でも働きすぎで滅私奉公とされているけれど、パフォーマンスに優れているかと言ったらそうでもなくて、それじゃ何の意味もない。無理なくゴールに向かって適切に働ける、色んな働き方があっていいと思っています。
社内でも人事配属などに無理がないようにあってほしいと思っています。ビジネスが生き残るためには時代に合わせて仕事を変化させていかなければいけないですが、その過程において必要とされる能力は違います。それを個人が乗り越えられるか、組織として足りない分を補えるのかということには注意していかなければ。適性を間違えれば、その人の能力は活きない。必ずどこかで歪みが出てきます。個人の能力、体力、精神力を含めて、自分ができることを社会がフィッティングさせられたら理想ですね。

――生活でも、仕事でも、無理をしないという姿勢が身についているのですね。最後に、松島さんのこれからの目標を聞かせてください。

アイアンマンを10回完走しようというのを決めています。そうするとあと6年健康であることは間違いないので、その期間は会社の経営もできているんじゃないかと思いますね。健康は全てのベースになるので、無理せず、自分の身体に感謝して今のような生活を送り続けていきたいです。
お互いがお互いを尊重して、自分が自分らしく生きられる生き方を日々過ごしていきたいですね。